∴ ドラマCD こころ

キャスト

私/宮野真守
先生/速水奨
K/石田彰
静/桑島法子
吉岡/三木眞一郎

辛い結末だと分かっているものを聴くのは気合がいります。
とくに、｢こころ」のような作品は自分にとっても地雷気味な
部分が相当あるので、特に客観的に虚空1メートルくらいの
距離から聴いてしまった感じです。

ストーリーは、あまりに有名であるので割愛します。
ご存じない方は、ちょっとググれば出てきますからの～
先生視点からのKとの物語となってます。

先生視点であるので、Kの語りというか台詞は少ないですが
石田さんのKを抜き出して聴くべき作品ではないので
先生の葛藤の中に現れるKとしてバランスよく描かれています。
最初に登場したKは空威張りでも自信に溢れた硬めの声であり
それが静との触れ合いで、柔らかみや照れを含んだ声になり
最後、自殺をしてしまう前までの声は、痛みや儚さを含んだ声で
大きな差ではないんですが、石田さんのKは動いていってます。
ほんっと、さすがだ石田さん。

純文学のくくりに入っている作品とはいえ、当時も今も
どこにでもありそうな、高潔な若さ故の悩みと破滅であるので
全く理解できないという方はそうな居ないでしょうが
大半の場合は、恋愛ゲームに親友が絡んでしまったけれど
それも致し方ない駆け引きの一つだしなー･･･って収束するんですが
時代のせいか、あるいは二人の精神性や繋がりなのか
お互いに大きく絡められたと錯覚した行き違いもあったのかなと。

Kの自殺を先生は全て自分に起因して考えてますが
亡くなってしまった、それも自ら命を絶った人の気持ちというものは
本人にしかわからない、あるいは本人もわからない部分もあるでしょう。
物語の人物で亡くなった人だけども、恋愛云々がきっかけにはなっても
それでKは命を絶ったのではないんだろうなと････
上手く書けないし、多少自分がヤバイので控えますが
我が子に対しての犠牲的なものなどは別にして
自分のためにじゃないと人は死を選ぶことは難しいですよね。

多くの解釈を持つ作品なので、それぞれ思う所があっていいですよね。
速水さんの先生が、イメージでそのまま速水さんになってしまいましたｗ

 

今晩はビール飲みながら、マ王イベDVD観るぞ～！
コニタンのパーマ見て笑うぞ～～！　
今はもっとボンバヘッ！な髪形になってるコニタン････
その後はやっと読める、崇ちゃんと筧くんを読むんだ～！
ウキウキｖｖ